【中学受験】都立中高一貫校 合格までの体験記 後編

【中学受験】都立中高一貫校 合格までの体験記 後編

前回は、娘が都立中高一貫校を受検しようと決定した経緯や塾との関わり、そして冬休み明けまでを記事にしました。

合格までの体験記 前編

今回はその続きからお話しします。

 

 こんな方におすすめ 

☑都立中高一貫校受検を考えている方

☑私立受験と迷っている方

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前編からのつづき・・・

 

親の気持ち

 

不合格なら近くの公立へ通うと決めていました。しかしこれだけがんばってきたのに合格できなかったら悔しすぎる。

応援するしかできない親としては、何とか「合格」をあげたい。

やってきたことは絶対無駄にはならない。

でもその成果を形に残したい。

そんな思いが沸き起こります。

 

なぜこの時になってこんなことを考えてしまったのでしょう。

娘から言われたわけでもないのに。

これが親の気持ちというものでしょうか。

 

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中学受験は高校や大学受験と決定的に違うところが一つあります。

それは家族総出の一大イベントだということです。

 

高校や大学受験は子どもが成長しているので、自分で志望校を決めたり学校説明会へ行ったり資料を集めたりしていきます。

しかし小学生の世界はとっても狭く、ましてや大半のお友だちが受験せず公立の中学校に通う中、受験に対する情報や手段を考えることは不可能です。

結果親がすべて段取り、塾への送り迎いや夕食のお弁当作りなどをしていきます。

時には息抜きをさせたり、モチベーション維持のためにメンタル面でサポートしたり。

小学6年生の時は娘を中心に家族が動いていたといっても過言ではありません。

そんな中で息子のことももちろんケアしながらになるので、親は親なりに忙しい1年でした。

 

「合格」をあげたい

それは自分たち家族に対して、何か結果を残したいと思ったのかもしれません。

 

娘への伝え方

 

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ここは注意しなければなりません。

実際に都立中高一貫校の2019年度倍率は5~7倍です。

単純に5人のうち1人、高倍率校だと7人に1人しか合格できないのです。(ちなみに私立は何回か受験日が設けられていることもあり、2~3倍のところが多い)

どれだけがんばっても受験者数の多さから振り落とされることだってあります。

何だか宝くじに当たるというか、運が味方しないと合格できないんではないかと、不安な気持ちになります。

 

だからと言ってこんな言い方をしてはいけません。

「合格できなかった時のために私立も受験しようか」

 

娘は「合格」目指して頑張っているところなんですから、水を差すような、まるで合格を信じていないような言葉をかけてはいけませんよね。

 

そこでこんな風に話しました。

「いきなり受検は緊張するから、受検に慣れるために私立を受けてみる?」

「お兄ちゃんも1月埼玉受験したし」

 

娘は素直に応諾しました。もしかしたら心のどこかで不安だったのか知れません。

そしてこの時点では共学を希望していたので、

①共学である

②2科目受験である

③大学附属である

この3つの条件をかなえてくれるA中学校を受験することにしました。過去問を解く時間もなくチャレンジ校だったんですが、条件を優先したためこちらを選びました。私立に行くなら大学附属校と我が家では決めていたので、その条件も外せませんでした。

 

中学受験がおすすめな5つの理由

 

受検間際になって

 

忘れもしません。1月30日。

選んだ私立は果たして「合格」できるのか?

 

この時の私たち親は、娘を信じているといいながらも不安の塊だったんでしょう。

偏差値としてはそこそこある私立中学なのに、過去問を解く時間もなく受験することに一抹の不安がよぎります。

ここはもう一つ確実に「合格」が取れそうなところを受験した方がいいのではないか。

 

そこで主人と話し合いここなら楽しい学校生活が過ごせそうと思った中学校へ願書を出すことにしました。

しかしこちらは

①女子校

②2科目受験である

③大学附属である

 

共学ではないんです。

それに対し娘は「女子校も面白そう」となんなく受け入れました。

こちらが少し驚いてしまったくらいすんなりと受け入れたので、その理由を聞いてみると、

「女子校は行ったことがないから分からない世界。だから共学の方が安心だと思った。でも新しい世界も面白いかも。」

そんな理由でした。

とにかくこのB女子校に申し込む手続きを完了するには、翌日しかありません。

まず30日のうちにネットで申し込みます。しかし受験料を納めなければなりません。

そこで、朝主人が学校の事務所に行き支払い手続きをしました。

そこでもらった受験番号が「315」

主人はその番号を手にしたとき、「さぁ行こう!」と読めたといいます。

「さぁ行こう!」

なんて前向きでいい言葉なんだと感じたことを思い出します。

この時は語呂合わせでもなんでもよい方に考える癖がついていました(笑)

 

本来なら学校説明会、文化祭見学、過去問対策という手順を踏まなければならないところ、何一つしないまま2月1日を迎えます。

 

受検始まる

 

チューリップ 道 景色

 

スケジュールはこんな感じです。

2月1日 午前 B女子校

2月1日 午後 A共学校

2月2日 午前 A共学校2回目

2月3日 都立受検

 

結果は、

すべて「合格」でした。

第1志望としていた都立も「合格」することができました。

 

だったら、こんなにバタバタ私立を受験しなくてもよかったのではと思ったこともありましたが、この私立受験があったからこそ合格できたと感じています。

というもの、「合格」の安心を持って都立受検ができたからです。

これはかなり大きなポイントでした。

 

ずっと勉強してきた都立に合格できたわけですから、当然そちらに入学すると思っていた私たち家族は、この後の娘の一言で驚かされます。

「B女子校に行きたい」

 

「えっ?」

ですよね。

日曜特訓も行ったよね、文化祭も連日のように楽しそうに行ったよね、都立がいいんじゃなかったっけ?

 

娘曰く、

①学校内がすごくきれい。特にトイレが最高

②制服がめちゃくちゃかわいい

③案内してくれた在校生がすごく優しかった

そして最後に

④特待生で選んでくれたのがうれしかった

 

そうなんです。こちらのB女子校は特待生として入学できることになっていました。特待制度があることはわかっていましたが、今回の受験で娘が該当したと連絡をいただき分かった次第です。ありがたいことです。

それを聞いて娘は、「自分を受け入れてくれている気がした」「ここに来てほしいんだよと言われている気がした」と言います。

 

自分が必要とされている、受け入れてもらえる、そう感じるということは、大人になっても社会とのつながりを持つ以上必要なメンタルです。

 

息子同様、娘の「行きたい」気持ちを最優先に、こちらのB女子校に入学することにしました。

 

受検っておもしろい

 

結局息子も娘も私立中学へ通いました。

あれだけ準備しても受験間際になってバタバタすることになろうとは想像していませんでしたし、まさか第一志望校の都立に行かないという選択をした娘にも驚かされるという、なんともおもしろい受験体験になってしまいました。

どちらも選んだ学校に6年間楽しく通ってくれたので、まったく後悔はありませんし、逆に良かったと思いました。

自分が選んだ道に責任を持ち、人生を選択したんですから。

 

人生とは選択の連続です。

小学生で大きな選択をしたわけですから、これからも自分で道を切り開いていくのではないかと感じます。

親としては、ただ応援するだけです。

 

ひとつ誤算があるとすれば、2人とも私立ということで、学費がすごいことに…

親は応援するだけ…お金の面でも。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

読んでくださった方のお役に立てればうれしいです。

 

 

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